洗顔フォームが必ずしも悪いわけではありません。しかし、ニキビ肌にはノンエーのような”洗顔石鹸”を使うことが重要です。
洗顔料は大きく分けて「洗顔石鹸」と「洗顔フォーム」に分かれます。
ニキビ肌に洗顔フォームが駄目な理由は、洗顔フォームに含まれる成分「合成界面活性剤」にあります。合成界面活性剤は人工的に作られた自然界には存在しない合成成分で、人間の体内に入ると分解することができず肌表面に少しずつ蓄積されていきます。蓄積された合成界面活性剤は活性酸素を発生させると言われており、この発生した合成界面活性剤により肌細胞を傷めたりバリア機能が破壊されていきます。その結果、肌の保湿能力が低下し乾燥肌や敏感肌が進行し、ニキビを悪化させる原因となるのです。
では、そもそも何でそんなお肌に良くないものが洗顔料の中に含まれているのか?
それは、合成界面活性剤が悪い所ばかりではなく良い面もあるからです。例えば、合成界面活性剤には以下の様な良い面があると言われています。
●界面活性剤の良い点
- 余分な皮脂を洗い流す
- 肌の油分(皮脂)は水をはじく性質があるため、通常の洗顔だけだと余分な皮脂が落とし難い。しかし、合成界面活性剤は水と皮脂を吸着させる役割があり、水とともに洗い流してくれる。
- 美容成分の浸透力を高める
- 美容成分によっては肌に付けた際、界面張力の働きにより肌への浸透力が弱いものがあります。しかし、合成界面活性剤と結合することで界面張力が下がり肌へ浸透しやすくなります。
- 保湿能力がある
- 肌に水をつけてもすぐに乾いてしまいますよね。しかし、合成界面活性剤が含まれていると水と肌の油分が吸着し、肌表面の水分が長時間維持されるため保湿状態も維持されます。
このように良い面もあるため洗顔フォームに使われているのですが、ニキビ肌には逆効果になってしまいます。よって、ニキビ肌には洗顔フォームではなく洗顔石鹸の方を利用するようにして下さい。
更に言うと、洗顔石鹸もすべての肌状態に適した石鹸というのは存在しません。
乾燥肌用のものもあれば、脂性肌用、敏感肌用など様々です。そして、含まれる成分も様々です。中にはニキビを悪化させる可能性のある「ピーリング成分」が入っている石鹸もあります。そのため、ニキビ肌の洗顔は洗顔石鹸だったら何でもいいという訳ではなくノンエーの様にニキビ専用に開発された石鹸を利用するようにしましょう。